街を作るサイクリスト、千葉先生

このコーナーでは、自転車に関係するステキなひとたちをご紹介して行きます。
まずはじめにご紹介するのは、建築家の千葉学先生です。
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*表富士自転車登山競争大会出走前、富士山をバックに。

現在、所有されている自転車は9台(!)というサイクリストで、お忙しいスケジュールの間を縫って、サイクリングに出かけたり、イベントに参加されたりしています。このスリムな体型から予想できるように、その走りも、なかなかのもの!

建築家、そして自転車のすばらしさを知っている立場として、現在は自転車と共存できる街作りなどのプロジェクトも視野に入れて活動をされています。
たとえば、ニッポンの象徴、富士山の裾野、富士宮市。観光資源も豊富なこのエリアですが、今は自動車中心のこの街を、自転車で移動する人の視点で、街の様々な拠点を設計して行ったら?自転車くらいのスピードで街を計画していけば、これからの日本の街を考えていくうえで、いいモデルになるのではないかと考えていらっしゃるそうです。

また、3月には、先生が設計を手がけた「ウィークエンドハウス アレイ」という商業&居住スペースを兼ねた複合施設が、鎌倉七里ガ浜にオープンしました。目の前は海、右手には富士山…という絶好のロケーション。窓を広く取った開放的なデザインは、都会的でありながら、自然とも共生している…不思議に魅力的な建物です。地域に密着しながら、新しいライフスタイルを提案できたらという思いを込めて設計されたそうです。

ここは、休日には多くのサイクリストが駆け抜けるエリアですが、ゆくゆくはここをサイクリストの「よりどころ」的スポットにして、自転車に興味のある子供たちにも、乗り方を教わったり、乗りに行くチャンスを与えられるような場所にしていきたいそうです。

ご専門のすばらしいお仕事を着々と重ねながらも、ご自身の楽しみも忘れず、広いビジョンと、夢を持って活動していらっしゃる千葉先生は、語り口もソフトで、とてもステキな先生です。先生の活動や、富士宮の計画、七里ケ浜の施設などについては、また改めてレポートしたいと思います!

千葉学(ちば まなぶ)氏
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 準教授
千葉学建築計画事務所 代表