少子高齢化社会の自転車って?[vol.1]
去る3月5日、第2回目の自転車研究会が開催されました。

今回の議題は「少子高齢化に対応した自転車ものづくり」
自転車に関心のある方なら、昨年話題になった「幼児二人乗せ自転車」というテーマは、記憶に残っていることでしょう。
ただし、これは「メーカーの開発努力にゆだねられた!」という一見明るげなニュースにまとめられる問題ではありません。
この日、スピーカーの発表を受けて、自転車ツーキニストの疋田氏から指摘があったのですが、
・自転車は自転車通行可の歩道の上でも、制限速度は時速10km以下だが、前後に幼児を乗せ、その速度で安定できる自転車などが実現するのか?
・運転する大人は、幼児を二人乗せ、
安定速度である時速15km程度の速さで車道を走るか?
しごく、もっともです….
前輪や後輪を2輪にする、など、安定化への道はあるものの、日本の歩道事情を考えても、そのような幅のある自転車が、うまく通行できない歩道は少なくありません。
さらに、現状、一人乗りでも車道を走らない方が多い中、大切なお子さんを乗せた親御さんが、車道を走るとは思えません。
となると?
そもそも議論されるべきだったのは
「幼児を乗せた自転車でも安全に車道を共有できる社会作り」
だった、というわけですよね。
幼児を数名乗せることができるバギーを前に付けたタイプの自転車は、欧州でごく普通に使用されているそうです。

(写真出典:COP15サイクリングツアー)
クルマのドライバーさんにキチンと認識してもらい、こういう
自転車が、安心して街を走れる社会を目指していかなくては。
自転車をめぐる話題は、本当に目を向けてもらうべき課題から、どうも遠回りさせられている感が否めません。自転車を活用できる街に近づけるよう、私たちサイクリストは、かっこよく、ルールを守って車道を走ることで、存在をアピールして行きましょう!